2025年3月16日に「消防設備士 甲1類」を受験し、2025年4月23日の結果発表で合格しました!
建築関係の知識や職務経歴がまったくない、完全ゼロからのスタートでしたが、合格できました。その勉強方法や体験をまとめます。
なお、結論は「公論出版の問題集を2周」です。
購入したテキスト
使用したテキスト・問題集です👇

【参考書】
■ラクラクわかる! 1類消防設備士 集中ゼミ(改訂3版)(オーム社)
パラパラと読んで、全体像の把握に使いました。
【問題集】
■消防設備士第1類 上巻(公論出版)
■消防設備士第1類 下巻(公論出版)
ほぼ過去問の内容なので、これを覚えれば合格できます。

消防設備士の問題は非公開で過去問は出回っていませんが、公論出版の問題集はほぼ過去問と言われるキーアイテムです。
参考書はなんでも良いですが、問題集は公論出版を購入することをお勧めします。
第2種電気工事士の免状で電気科目免除
甲1類は、「電気工事士」や「電気主任技術者」の免状を持っていると電気分野の問題が免除されます。
私は第2種電気工事士の免状を使って、電気分野10問(22%)を免除しました。
本試験の問題数はこうです👇
■筆記
消防関係法令(共通) 8問
消防関係法令(類別) 7問
基礎的知識(機械) 6問
基礎的知識(電気) 4問
構造・機能等(機械) 10問
構造・機能等(電気) 6問
構造・機能等(規格) 4問
■実技
鑑別 5問
製図 2問
※試験時間は3時間、電気免除の場合は2.5時間。早い人だと1.5時間くらいで終わり、時間は余裕があります。
筆記は全45問で電気分野は10問(全体の22%)あります。この免除を使えば、本試験(甲1類)の勉強が少しだけ楽になります。
※ちなみに甲4類の場合は、電気分野22問(全体の49%)も免除できたので、ものすごく効果的でした。
甲4類合格体験は👇
合わせて読みたい
消防設備士甲4類ーゼロからの独学合格
第2種電気工事士の合格体験は👇
合わせて読みたい
第2種電気工事士の独学合格体験記【筆記】
勉強時間
勉強時間は1日3~4時間を1.5ヶ月ほど。
なお、消防や建築の経験はゼロなのですが、甲4類の知識がある状態でのスタートです。甲4類を2ヶ月ほど前に合格しており、「消防関係法令(共通)8問」の知識は最初からありました。
勉強内容
第2種電気工事士や甲4類ではYouTube動画がとても有効でしたが、甲1類には良質な動画がありませんでした。
そのため、動画学習は断念し、
- 参考書で全体像をざっくり把握
- 公論出版の問題集をひたすら暗記
という普通で地道な方法を実施しました。
問題集2周を目標としました。(実際は1周しかできませんでした…)
試験直前の仕上がり
試験直前の仕上がりはあまり良い状態ではありませんでした。
公論出版の問題集を1周しかできず、記憶があいまいな部分が多かったです。自信をもって解ける問題が少なく、なんとなくの感覚で解いているだけです。
試験当日の感想(大阪)
試験結果は、筆記が65%、実技が65%とギリギリでした👇

ただ運が良かっただけだと思います。やはり、問題集を2周はやっておかないと記憶があやふやでした。2周して答えを暗記しておけば、ほぼ安全圏にいけると思います。
【筆記】全体的に予想よりかなり難しい
予想よりはかなり難しかったです。
例えば機械分野(力のモーメントやベルヌーイの定理など)は「基本の公式使えば分かるでしょう」と、甘く見ていたら予想の3倍ほど難しかったです。さっぱり分からず、とりあえず掛け算・割り算して単位合わせでなんとか答えを予想しました…。
ねずみ鋳鉄、と聞いたことのない単語も出ていたのが印象的でした。もちろんさっぱり分かりませんでした。
他にも、問題集に出ていない問題が多く、かなりの絶望感を味わいました。
【鑑別・製図】素直な問題
製図の2問は、
- 屋内消火栓設備のポンプ吐出し量や水源水量を求める
- 実技は、スプリンクラー設備の系統図の欠落を埋める問題
で素直な問題で、基本的な知識があれば解けるレベルでした。
鑑別は、あまり覚えておりませんが、
- 静水圧力計の位置、名前
- ポンプや水槽の設備名称
- 各スプリンクラーヘッドの名称
があったと思います。
鑑別・製図は素直な問題で、基本的な勉強をしていれば解けるレベルでした。しかし、記憶あいまいで何問かハズしていました…。
次は消防設備士の乙6類を目指します。
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