購入した6号戸建を賃貸物件にするためにリフォームしています。
今回は、古いトイレを新品に交換します。作業はDIYではなく業者に発注しました。
工程は以下のとおり👇
- 便器、温水洗浄便座の選定、購入
- 業者にトイレ交換作業を発注
築古のトイレ交換で、いつも部屋の狭さに悩みます。結論から言うとTOTOのピュアレストMRを購入しました。
古いトイレの状況
古いトイレを新品に交換します。古いトイレの状況は以下👇
築古のトイレは基本狭くトイレ交換に悩まされます。本物件は「奥行120cm」、「壁に傾斜」という難がありました。また床排水ではなく壁排水に注意する必要があります。
新しいトイレの重視ポイント
新しいトイレの購入で重視するポイントは「快適な空間=価格 > 見栄え」。
入居者が快適に利用できて、見栄えがよく入居したい!と思うようなトイレでなるべきコストがかからないものを探します。
快適な空間とは
快適空間とは、圧迫感や狭苦しさがなく広く悠々とした空間であること。便器の先からドアまでの距離を40cm以上であると快適だと言われています。
しかし、築古物件のトイレは狭く、とても40cm以上の空間は確保できません。築古のトイレ交換でいつも「部屋の狭さ」で悩まされます。40cmはできなくても、せめて30cmは確保していと思います。
小型の便器にするのも手ですが、スダンダートタイプよりも値段が10万円以上跳ね上がってしまいます。コストがかかりすぎて悩むところです。
便器の選定
製品ごとの一覧表を作成
便器全長、価格、タイプの各メーカー一覧表を作成しました。2023年2月時点のデータ。
TOTOがメインで、パナソニックとLIXILの代表製品をターゲットにしました。
製品 | 便器全長 (cm) | 快適距離 (cm) (※1) | 定価 (円) | 小売り (円) | 壁排水 15cm | タイプ (※2) |
TOTO ピュアレストQR | 76 | 44 | 241,800 | 38,800 | × | 分離型 |
TOTO ピュアレストMR | 79.3 | 40.7 | 238,900 | 49,000 | 〇 | 分離型 |
TOTO ピュアレストEX | 79.3 | 40.7 | 283,700 | 97,900 | 〇 | 分離型 |
TOTO NEOREST | 70.2 | 49.8 | 200,000 | 200,000 | 〇 | 一体型 |
TOTO ZJ1 | 75.9 | 44.1 | 236,800 | 65,000 | 〇 | 一体型 |
TOTO GG1 | 71.3 | 48.7 | 258,000 | 112,600 | 〇 | 一体型 |
パナソニック アラウーノⅤ | 72 | 48 | 244,200 | 109,800 | 〇 | 一体型 |
パナソニック アラウーノS160 | 70 | 50 | 267,000 | 130,625 | 〇 | 一体型 |
LIXIL SATIS S | 63.5 | 56.5 | 276,000 | 190,000 | 〇 | 一体型 |
※1 快適距離
便座の先からドアまでの距離を「快適距離」と呼称します。
快適距離 = 部屋の奥行(120cm) – 便器全長
※2 タイプ
・分離型
便器・タンク・温水洗浄便座を別々に組み合わせています。
温水洗浄便座が故障したら温水洗浄便座を交換可能。
・一体型
便器・タンク・温水洗浄便座が一体。
温水洗浄便座が故障したら温水洗浄便座を交換できず、便器・タンク・温水洗浄便座をまるごと交換する
各製品の評価
各製品の評価をします👇
黒塗りされた製品は以下理由により選択肢から外します。
製品 | 評価 | 便器全長 (cm) | 快適距離(※) (cm) | 定価 (円) | 小売り (円) | 壁排水 15cm | タイプ (※) |
TOTO ピュアレストQR | 壁排水がない | 76 | 44 | 241,800 | 38,800 | × | 分離型 |
TOTO ピュアレストMR | 全長が大きい | 79.3 | 40.7 | 238,900 | 49,000 | 〇 | 分離型 |
TOTO ピュアレストEX | MRで十分 | 79.3 | 40.7 | 283,700 | 97,900 | 〇 | 分離型 |
TOTO NEOREST | 高い | 70.2 | 49.8 | 200,000 | 200,000 | 〇 | 一体型 |
TOTO ZJ1 | 安価 | 75.9 | 44.1 | 236,800 | 65,000 | 〇 | 一体型 |
TOTO GG1 | Z1で十分 | 71.3 | 48.7 | 258,000 | 112,600 | 〇 | 一体型 |
パナソニック アラウーノⅤ | 全長が小さい | 72 | 48 | 244,200 | 109,800 | 〇 | 一体型 |
パナソニック アラウーノS160 | アラウーノⅤ で十分 | 70 | 50 | 267,000 | 130,625 | 〇 | 一体型 |
LIXIL SATIS S | 高い | 63.5 | 56.5 | 276,000 | 190,000 | 〇 | 一体型 |
選択肢に残った製品は、ピュアレストMR、ZJ1、アラウーノⅤの3製品。
残った3製品 ピュアレストMR、ZJ1、アラウーノⅤ
絞られた3製品を業者に相談したところ、以下の助言をいただけました。
快適距離が確保しにくアラウーノⅤを除外します。
残るは、ピュアレストMRとZJ1。
ピュアレストMRとZJ1の比較
安価で快適距離を確保できるZJ1が良いのですが、便器、便座が一体型であることが問題。
一体型は温水洗浄便座が故障した場合、便器ごと交換する必要がでてきます。温水洗浄便座のパーツがある場合は修理(修理と言う名の交換)が可能です。しかし、5年以上経過した場合は温水洗浄便座が廃版となっっている可能性が高く、修理できず、便器ごと交換しなければいけません。
悩んだすえ、分離型のピュアレストMRに決定しました。
快適空間が十分に確保できず、狭く苦しいトイレになりましたが、コストを優先しました…。
温水洗浄便座の選定
温水洗浄便座は「安いパナソニック製」か「そこそこの値段のTOTO製」で悩みましたが、TOTO製にすることにしました。
トイレが狭苦しいのでせめて温水洗浄便座は快適なものしようと思ったため。
トイレ交換にかかった費用
便器、タンク、温水洗浄便座をネット通販で購入した後、業者にトイレ交換作業を発注しました。トイレ交換作業は22,000円。
便器(49,000円)、温水洗浄便座(23,574円)、交換工賃(22000)で合計94,574円。
クッションフロアは奇麗だったのそのまま使用しています。
壁紙は別業者に依頼しました。壁紙の張替えはなく壁紙のコーディングをしてもらいました。
トイレ交換のビフォーアフター
便器の先からドアまでの距離は35cmでした。ちょっと狭苦しさはありますが許容範囲と考えます。
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